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2017年5月30日火曜日

【ユーゴスラビア歴史博物館】チトーの誕生日を祝おう!【イベント】/ Tito’s birth day.


えーっとですね。。。
最初に言っておきます!
まめは別に社会主義論者でも資本主義論者でもないです。
ただの、セルビア好きでセルビアの歴史に触れたがりの日本人です。笑

ユーゴスラビアという国ははチトー没後の紛争のせいでなんだか"危険"なイメージがついてしまってますが、チトーが生きてた頃はそれなりに上手い事やってたんですよ!
てんでバラバラのユーゴスラビアの国々をまとめあげたのも、チトーのカリスマ性がなせる技だった訳ですが、今でもチトーを尊敬する御年配の方々が沢山います。
今回はチトーの誕生日をお祝いしに、チトーのお墓参りに行って来ました(^^)/


<チトーの誕生日はいつ?>

ご存知でしょうか!!
525日はチトーの誕生日(の1つ)です!!

"の1つ"って何?!と思った方、いると思います!
なんと、チトーの誕生日は幾つかあり、迷ってしまう人も多いと思いますが、一応、525日がセルビアの中では1番有名な誕生日の日にちです。
チトー博物館の最寄りのバス停の名前も25.Maj(525)という名前です。
実はチトーは525日に産まれておらず、本当は57日に産まれたんだとか(詳しくは不明です)。ウィキペディアなどでも誕生日は57日になっています。
しかし政治的な理由から?便宜的に?この日に誕生日を設定したんだとか。そのせいで誕生日が諸説あるんだそうです。

この季節は薔薇が満開でチトー博物館も薔薇が咲き乱れており、お墓を訪れるにも良い季候です。
だから525日にしたのかなー(^^)
なーんて。


<チトー博物館へ!>

525日にチトー博物館(Muzej Tito)に行ってきました。ここはユーゴスラビア歴史博物館と併設されており、チトーの霊廟(お墓)があります。
なんとお誕生日の日は入館料が無料になります!
この日は朝から賑わっており、ニュースなどでもチトー博物館の様子が流れています。
入り口で、無料でチケットが配布されています。
  参列者はチトー時代を過ごしたご老人が多く、まめはあるスロバキア人のおじいちゃんと仲良くなりました。
このおじいちゃんは元少年パルチザンだったそうで、今はセルビアに住んでいるそうです。
おじいちゃんはユーゴスラビア時代の紋章の入った帽子とシャツに身を包み、チトーの死を悼んでいました。


<日本人というレアキャラが人気!>

日本人は相当珍しいのか、一緒に写真を撮ってくれ、と良く言われます。
私達、ただの極東アジア人で、チトーと全く関係ないですが記念写真に写っちゃって良いんですかね?汗

特にパルチザンの衣装を着た熱狂的なユーゴノシタルジストの方から言われる事が多いです。

パルチザンの衣装を着た人と日本人の組み合わせはかなりレアなようで、写真を撮るたびに野次馬が集まって来て関係ない人達もパシャパシャ写真を撮っていきます。コスプレの撮影会みたいになってしまっていました(-_-;)

TV局の取材も多くきており、日本人はその珍しさからインタビューを受ける事があるので注意です。
まめは特にチトー信者でもユーゴスラビアノスタルジストでも何でもないので、変にインタビューされても気の利いた発言は出来ません💦
参列者にテレビ局の方がインタビューをしています。

ユーゴスラビア紛争で、日本はセルビアを攻撃しなかったので日本人というとかなり喜んでくれます。
関係ない喧嘩に首は突っ込まないのが一番だな、と身に染みて感じますね!



結果、まめは見知らぬ人達と記念写真を撮りまくり、撮られまくり、メールのアドレス交換までしました。
まめがアドレス交換をしたおじいちゃんはパソコンを持ってないらしく、息子さんに頼んでメールをするんだそうです。

おじいちゃんから
「また来年会おうね!」
とメールが来ました。

また会えたら嬉しいな!!

熱心な共産党支持者の演説なども行われていました。

ユーゴスラビア歴史博物館への行き方などはコチラから。


2017年4月14日金曜日

【東欧の反応】東芝の上場廃止【親日】/TOSHIBA


 学校でセルビア人の友達に話しかけられました。

友人「東芝が上場廃止しそうって、本当なの?」

セルビアのインターネットでもニュースになっているそうです。
極東アジアの一企業のニュースがバルカン半島で話題になっているとは驚きです。
それくらい、世界のTOSHIBAのニュースは大きかった様です。

友人「うちのテレビ東芝なんだけど、もう10年以上使ってるけど全然壊れないよ。残念だな。」

日本製品をそんなに長い間使っていると聞くと、なんだか嬉しいです。
そういえば、我が家のテレビも東芝だったな。

まめ「今は、SAMSUNGとかあるからね

東芝の件は寂しいながらも、外国企業が頑張っている事実を認めながら、セルビアの友人に説明するまめ。

友人「でも、日本製品はブランドイメージが強くて、品質の良い製品という認識があるから、なんでこうなってしまったのか理解できないよ」

セルビアでは日本製品への信頼は厚く、ただの主婦であるまめにも親日感情を向けてくれるセルビア人が沢山います。
有難い話です。
日本の持つ良いイメージを壊さない様に、頑張らないと!!
と、言いつつも、ベオグラードの一番目立つ所には巨大なサムスンの看板があります。

サザエさんどうなるんだろう。


2017年4月3日月曜日

【親日国家】セルビアに日本人は何人いるのか【人種差別】/How many Japanese are in Serbia?



 <セルビアに住む日本人>


セルビアに日本人はほとんどいません!

去年の在セルビア日本国大使館での催しで聞いた時は、20169月時点での在留邦人は約180人という事でした。
この180人の中には、現地のセルビア人と結婚して産まれた子供や赤ちゃん、半年位しか滞在しない留学生など、一切合切全部含まれているそうで、セルビアで生活を営む生粋の"ザ・日本人"はもっと少ないといえます。
また、皆が皆、首都ベオグラードに住んでいるわけではなく、赤ちゃんも含めたこの180人が北海道位の広さのセルビアに散っているわけですから、日本人遭遇率は相当レアと言えます。
セルビアよりもやや国土面積の小さいオーストリアでさえ3000人以上の日本人が暮らしているそうです。セルビアの日本人はオーストリアの1/16以下です。
ハイパー先進国ドイツでは30000人以上の日本人が暮らしているそうですよ! 


<そもそもアジア人がほとんどいない>

セルビアですが、日本人に限らず、そもそもアジア人がほとんどいないです。
なので、どこからどう見てもアジア人のまめは歩いているだけで目立ちます。
ただし、セルビアには中国人は結構な人数がおり、中国人留学生に聞いたところ9000人位の中国人がセルビアでは暮らしているそうです。
中国人の人数、すごいですね!!その数、日本人の50倍です!!
しかし、中国人はコミュニティを大切にする文化があり、自分達の生活圏であるチャイニーズタウンやキネスキショップ(中国人の経営している雑貨屋さん)からあまり外には出ないらしいです。
その為、やはり街中でアジア人を見かける事は少ないです。
ノヴィベオグラードのチャイナタウン”セダムデセト”

<その結果、何が起こるのか>

日本人は中国人の1/50しかいないスーパーレアキャラです。
結果として、街に出かけるとほとんど
  
Kine!!(キネ!)


Kineski!!(キネスキ!)

と話しかけられます。
このキネや、キネスキは「中国人」という意味です。
別に中国人でも日本人でもなんでも良いのですが、セルビアはかなりの親日国家なので、日本人だと言うと何故か有り難がられるので、時間がある時は訂正します。

Ne, Ja sam Japanka!
(いいえ、私は日本人女性です)
(ネ、ヤーサム ヤパンカ)

と言っておきます。
男性なら、"Japanka""Japanac(ヤパナッツ)"
めんどくさかったら

Japan!
(ヤーパン) 

だけで良いんじゃないかな。

セルビアで人種差別を感じた事はほとんどありませんが、一度だけ飲み屋さんで

yellow!!

と言われた事はあります。
色々な国に行きましたが、"イエロー"と言われたのはこれが初めてだったので悲しかったです。
日本人と中国人は似ているので、間違えられても仕方ないとは思うのですが、"イエロー"発言は教育レベルの低さを感じられますね。
後にも先にもこの一回だけだったので、運が悪かったと言えましょう。
  

<日本人である事を伝えるとどうなるのか>

日本人だということを言うとかなり友好的になります。
何か交渉したい時は最初に"日本人"である事を伝えた方が良いんじゃないかと思う位です。

しかし、その背景には20年前の紛争の影響もある為、日本人である事を伝えると戦争の話になってしまい、ちょっと言葉に詰まってしまう事態に発展する事が良くあります。
NATOがセルビアを空爆した時に、日本は参加しなかった、セルビアを悪者にしなかった、このことで日本は物凄く感謝されています。「日本人」だと言うと握手を求められる事多数です。
しかし、紛争の頃はまだ小学生だったまめ。知識も語学力もないまめに、セルビア人と戦争や宗教の話をするのはハードルが高いです。
ユーゴスラビヤ時代の地球儀
まだ、紛争から20年なので人々の記憶には生々しい辛い記憶として残っています。

 

<レアな日本人のコミュニティ>

セルビアの日本人はとにかく少ないです。お陰様で1人日本人がセルビアに来ると、どこからともなくその情報が流れ、新人日本人の元へと先輩日本人が集まってきます。
セルビアの日本人は少ないが為に日本人同士で集まり、一致団結し、とても仲が良いイメージがあります。
スクールカーストのようなヒエラルキーもないんじゃないかな?少なくともまめは人間関係のストレスは感じた事はないです。

セルビアでは大使館主催で年に数回、催し物があります。催し物によりますが、9月のバーベキューでは在留邦人全員が呼ばれるので皆でワイワイと情報交換が出来ます。
在留邦人"全員"を呼ぶ事が出来るのも、在留邦人の少なさが可能にさせる技ですよね!
大使館主催の新年会ではおせちが食べられますよ♪
少ないからこそ、仲良しの日本人コミュニティと言えます(*´∇*)