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2017年4月3日月曜日

【親日国家】セルビアに日本人は何人いるのか【人種差別】/How many Japanese are in Serbia?



 <セルビアに住む日本人>


セルビアに日本人はほとんどいません!

去年の在セルビア日本国大使館での催しで聞いた時は、20169月時点での在留邦人は約180人という事でした。
この180人の中には、現地のセルビア人と結婚して産まれた子供や赤ちゃん、半年位しか滞在しない留学生など、一切合切全部含まれているそうで、セルビアで生活を営む生粋の"ザ・日本人"はもっと少ないといえます。
また、皆が皆、首都ベオグラードに住んでいるわけではなく、赤ちゃんも含めたこの180人が北海道位の広さのセルビアに散っているわけですから、日本人遭遇率は相当レアと言えます。
セルビアよりもやや国土面積の小さいオーストリアでさえ3000人以上の日本人が暮らしているそうです。セルビアの日本人はオーストリアの1/16以下です。
ハイパー先進国ドイツでは30000人以上の日本人が暮らしているそうですよ! 


<そもそもアジア人がほとんどいない>

セルビアですが、日本人に限らず、そもそもアジア人がほとんどいないです。
なので、どこからどう見てもアジア人のまめは歩いているだけで目立ちます。
ただし、セルビアには中国人は結構な人数がおり、中国人留学生に聞いたところ9000人位の中国人がセルビアでは暮らしているそうです。
中国人の人数、すごいですね!!その数、日本人の50倍です!!
しかし、中国人はコミュニティを大切にする文化があり、自分達の生活圏であるチャイニーズタウンやキネスキショップ(中国人の経営している雑貨屋さん)からあまり外には出ないらしいです。
その為、やはり街中でアジア人を見かける事は少ないです。
ノヴィベオグラードのチャイナタウン”セダムデセト”

<その結果、何が起こるのか>

日本人は中国人の1/50しかいないスーパーレアキャラです。
結果として、街に出かけるとほとんど
  
Kine!!(キネ!)


Kineski!!(キネスキ!)

と話しかけられます。
このキネや、キネスキは「中国人」という意味です。
別に中国人でも日本人でもなんでも良いのですが、セルビアはかなりの親日国家なので、日本人だと言うと何故か有り難がられるので、時間がある時は訂正します。

Ne, Ja sam Japanka!
(いいえ、私は日本人女性です)
(ネ、ヤーサム ヤパンカ)

と言っておきます。
男性なら、"Japanka""Japanac(ヤパナッツ)"
めんどくさかったら

Japan!
(ヤーパン) 

だけで良いんじゃないかな。

セルビアで人種差別を感じた事はほとんどありませんが、一度だけ飲み屋さんで

yellow!!

と言われた事はあります。
色々な国に行きましたが、"イエロー"と言われたのはこれが初めてだったので悲しかったです。
日本人と中国人は似ているので、間違えられても仕方ないとは思うのですが、"イエロー"発言は教育レベルの低さを感じられますね。
後にも先にもこの一回だけだったので、運が悪かったと言えましょう。
  

<日本人である事を伝えるとどうなるのか>

日本人だということを言うとかなり友好的になります。
何か交渉したい時は最初に"日本人"である事を伝えた方が良いんじゃないかと思う位です。

しかし、その背景には20年前の紛争の影響もある為、日本人である事を伝えると戦争の話になってしまい、ちょっと言葉に詰まってしまう事態に発展する事が良くあります。
NATOがセルビアを空爆した時に、日本は参加しなかった、セルビアを悪者にしなかった、このことで日本は物凄く感謝されています。「日本人」だと言うと握手を求められる事多数です。
しかし、紛争の頃はまだ小学生だったまめ。知識も語学力もないまめに、セルビア人と戦争や宗教の話をするのはハードルが高いです。
ユーゴスラビヤ時代の地球儀
まだ、紛争から20年なので人々の記憶には生々しい辛い記憶として残っています。

 

<レアな日本人のコミュニティ>

セルビアの日本人はとにかく少ないです。お陰様で1人日本人がセルビアに来ると、どこからともなくその情報が流れ、新人日本人の元へと先輩日本人が集まってきます。
セルビアの日本人は少ないが為に日本人同士で集まり、一致団結し、とても仲が良いイメージがあります。
スクールカーストのようなヒエラルキーもないんじゃないかな?少なくともまめは人間関係のストレスは感じた事はないです。

セルビアでは大使館主催で年に数回、催し物があります。催し物によりますが、9月のバーベキューでは在留邦人全員が呼ばれるので皆でワイワイと情報交換が出来ます。
在留邦人"全員"を呼ぶ事が出来るのも、在留邦人の少なさが可能にさせる技ですよね!
大使館主催の新年会ではおせちが食べられますよ♪
少ないからこそ、仲良しの日本人コミュニティと言えます(*´∇*)


 

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