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2017年4月2日日曜日

【バルカン料理】パイで包んだ甘~いお菓子【バクラバ】/Baklava


 セルビアのパン屋さんやスーパーでよく見かけるお菓子があります。 
向こう側が見えそうな、薄ーいパイ生地とナッツなどを砕いたフィリングを何層にも重ねたお菓子バクラバです。
 
Baklava
見た目は、、、スープに浸した春巻きみたいな感じです。
初めてパン屋さんで見かけた時は春巻きのお惣菜に見えてしまって、まさか甘いお菓子だとはわかりませんでした💦
このお菓子は甘ーいシロップにひったひたに漬けた状態で売っており、パン屋さんでバクラバを買うと上から更にシロップをお玉でじゃぶじゃぶとかけてくれます。  

バクラバは中東やトルコの代表的なデザートなのですが、セルビアはオスマン帝国の支配下であった時代が長かったので、トルコ料理も沢山あります。
ただ、トルコは行った事ないですが、ドバイで食べたバクラバはこんなにびしゃびしゃにシロップに漬けてなかった気が……中東で食べるバクラバよりもセルビアのバクラバの方が1.52倍くらいのシロップがかかっている気がします。

 そしてこのセルビアのバクラバですが、物凄く!!!甘い!!!です

ナッツのフィリングが美味しいのですが、シロップでナッツの味がわからなくなるくらい甘くなってしまうのでまめはシロップ無しで頼む事にしています。


<パイはセルビアの郷土料理>

セルビアはピタなどのパイ料理が多く、このバクラバもパイ料理の一種です。
アップルパイやチェリーパイもよく売ってますが、日本でいうアップルパイと少し違っていて、バクラバのアップルフィリングバージョンといった感じのものが結構あります。
見た目がバクラバのアップルパイ。テロテロしていて美味しい!
こちらもシロップ少なめではありますがシロップに浸っているので甘いです。

セルビアのパイは甘いデザートだけでなく塩っぱい食事系のものも勿論あり、パン屋さんでは色々なパイを見る事ができます。
セルビアで初めて泊まったホテルのオーナーの奥さんにご馳走して貰ったのはチーズ入りの手作りパイでした。パイはセルビアの家庭料理でもあるようです。


<セルビア人は甘党なのか>

前に友達のおばあちゃんにチェリーパイを作ってもらった時はここまで甘くはなく、シロップにも浸っていなかったので、作り手の好みにもよると思いますが、家庭で作られるパイはこんなに甘く作らないみたいです。
セルビア人がみんな甘いもの好きかというとそうでもないそうで、チェリーパイを振舞ってくれた友人は

「お店のパイは甘いから、うちのおばあちゃんの甘さ控え目のパイが一番美味しいのよ!」

と言っていました。
確かに、甘さ控え目で美味しかった!!



バクラバはPekara(パン屋さん)で売っている事が多いです。
クセになる甘さのバクラバ
甘党の方は是非試して見てください

2 件のコメント:

  1. サラエボでも、シロップにつかった甘いパイを食べたよね!あんな感じ??

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    1. あれもバクラバだと思うー!
      サラエボはイスラム圏だからバクラバ文化が盛んらしいよー(^^)

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