セルビアの冬に出回る食材に、キセリクープス(Kiseli kupus)というキャベツの漬物(?)があります。
セルビア語で、
クープス=キャベツ
という意味で、日本語に訳すと「酢キャベツ」って感じでしょうか。
冬場は野菜が採れないセルビアで保存食として作られたそうです。
セルビアにはアイバル(パプリカのジャム)など、秋になると作る冬の保存食が沢山あります。
キセリクープスのイメージは「丸ごとキャベツの酢漬け」という感じで、ザワークラウトと似ています。
が、違います。
ザワークラウトって、千切りにしたキャベツを発酵させて酸っぱくする(酢は使わないらしい)、ドイツなどの東欧の食べ物だと思うんですが、キセリクープスはキャベツを丸ごと漬け込んで乳酸発酵させます。
キセリクープスは季節の食べ物で、秋になると各家庭でキャベツを漬け込み、味がついてきた冬に食べるそうです。春先になるとかなり塩っぽくなってしまうのでやはり冬場が一番美味しいと思います。
スーパーでも売ってるのですが、こんな感じで丸ごとのキャベツがパックされた姿で売られています。
99dinで、安いです。 |
この様に、そのまま食べても美味しいキセリクープスですが、お料理に使ったりもします。
代表的なキセリクープスの料理がサルマです。サルマ(Sarma)はキセリクープスを使った、所謂ロールキャベツです。
<意外な使い道>
巷では、酢キャベツダイエットなるものが流行っているみたいです。
セルビアでは手に入り易いので、友達の奥さんはダイエットの為に食事の前に旦那さんにキセリクープスを食べてもらっているそうです。日本でもダイエットの為に旦那さんに豆腐を沢山食べさせる奥さん友達がいたので、どこの国もやってる事は変わんないですね。笑
塩分が若干気になりますが、ダイエットにも良さそうです。
冬の保存食、キセリクープス!
ぜひセルビアに来たら食べて見てください♡
わたし酸っぱいもの大好きなのー
返信削除それすごく美味しそうね!
美味しいよー♪飲み会の席とかで目の前に置いてあると延々と食べてしまう 笑
削除