バール鉄道記。
※最後にまとめがあります。
結構大変だったけど、人生に一回、乗ってみるのも良いと思う。
まめは乗ってよかった、と心から思う。
※最後にまとめがあります。
結構大変だったけど、人生に一回、乗ってみるのも良いと思う。
まめは乗ってよかった、と心から思う。
《愉快な6人メンバー》
まめは鉄道に乗りこむ前から大きな不安を感じていた。
この電車、汚い古過ぎる、、、
Bar railway at beograd station. |
落書きなんてどうでもいい。
後方車両の方に謎の強制収容所みたいな鉄の檻? がついてるのもどうでもいい(多分荷物を入れる所)。
ただ、座席がもう少し小綺麗なら良いのに。と願うまめ。
まめ達の乗る二等車は6人掛けの一部屋。
まめ達に続いて、最初の相席の2人組が乗り込んできた。
ピンク色のビーチリゾートファッションを身にまとった、 おかまカップル。
おかまカップルはセルビア語で話しかけてくれるんだけど、 何言ってるか全然わかんなくて
薄笑いを浮かべながら、雰囲気で頷くまめ。
電車の発車間際、もう一組の相席2人組が乗り込んで来た。
物凄く大きい。
特に、横に大きい。
まめの座席まではみ出している。
おかまちゃんカップル& 旦那ちゃんはすかさず肘掛けを下ろしてパーソナルスペースを確保 。
ちなみに全員、英語は全く通じない。
向こうからしても、全く意思疎通の出来ないアジア人が相席なのだから、ここは痛み分けというところだろうか。
こうして長い電車の旅が始まった。
こうして長い電車の旅が始まった。
《越境》
20:10発のこの電車は夜便。
容赦ないおかまカップルのノリノリの音楽とどこからともなく聞こ える若者のどんちゃん騒ぎ。
音ニモ負ケズ、
明ルサニモ負ケズ、
まめはバスタオルにくるまって寝ることにした。
数えきれない寝返りを打ちながら、それなりに寝ていた深夜3時。
隣にいた大きいお姉さんの大きい声で起こされたまめ。
セルビア語?でまくし立てられるけど、 何言ってるか全然わかんない
ただ、身振り手振りから、荷物をまとめて電車から出ろ、 と言ってる事は伝わってくる。
おかまカップルも騒いでいる。
どうして深夜だよ、怖いよ、寒いよ、電車から出たくないよ
勇気を出して、言ってみる。
まめ「ぃ、いんぐりっしゅ、ぷりーず、、、」
大きいお姉さん「*○××#¥!!(あんた説明してやって!!) 」
と、 全然関係ない通りかかったお兄さんに声をかける大きいお姉さん。
通りかかったお兄さん「Follow me!!(俺について来いっ!)」
お兄さん、すっごい爽やかだけど、 着いてって大丈夫なんだろうか、、、
しかも、爽やかお兄さんもあんまり英語は得意じゃなくて、 俺について来い!しか言わない
皆、荷物まとめて降りる準備してるし、お兄さん爽やかだし、「 Follow you!!(貴方に着いて行くわ!)」 と降りる準備をしたまめ達。
もう、爽やかお兄さんは先に行ってしまっていなかった。
ちょっとお兄さん、行くの早過ぎるよ、 着いて行けないじゃんねー、、、
私、Follow you!! って言ったじゃん。
しょうがないから皆の群れになんとなく着いて行く。
夜中の3時に大荷物を抱えた200人位の人々が線路を横切るその 姿は、もはや、難民そのもの。
なんか難民ドキュメンタリー番組でこんな画見たなー、 と薄っすら思いながら必死に皆に着いて行くまめ。
事の真相は、 国境越えは乗り換えたバスで移動しながらするらしく、 バスでセルビアの国境を越えて、 そのままモンテネグロで待っている電車までバスで行くという事だ った。
結果、よくわからないままパスポートをバスのスタッフに渡し、 よくわからないまま越境は無事終了。
パスポートを2回渡したのは、 セルビア出国の時とモンテネグロ入国の時の合計2回必要だったか らだと思う。多分。
* ホワイトカードは紛失する可能性が高いので必ずパスポートから抜 いて渡す事!
* セルビア人は顔写真付きのマイナンバーカードみたいなのを持って いて、それをパスポート代わりに渡していた。
*越境するとは知っていたけど、 なんでこんなに狼狽えたかと言うと、入国審査か? と爽やかお兄さんに聞いても全く伝わらず、「Ne!!(違う!) 」と言われたから。結果として入国審査(越境)だった。 この時爽やかお兄さんが「Da!!(そうだよ!)」 とさえ言ってくれればこんなに狼狽えなかったのに、、、 言葉の壁は厚い。
《嬉しいバージョンアップと悲しい天気》
無事にモンテネグロに入国し、別の電車に乗り込んだまめ達。
まめのテンションが上がる!上がる!
前よりも、電車が綺麗になってるぅー
しかも、 電車を乗り継いだ隙に肘掛けも下ろしてパーソナルスペースゲット !
時刻はもう、午前5:30。
明るくなって来ている。
よーし!!
絶景よ!絶景を観に来たのよ!
と窓を観るまめ。
️すんごい濃霧️
…絶景どころか何にも見えない。
…この景色の為に、色々頑張って来たんだけどなー
この霧、晴れるんだろうか。
《仲間との別れ》
大きいお兄さんとお姉さんは目的地に着いたらしく、 コラシンと言う濃霧の山に消えて行った。
大きいお姉さん、 言葉が通じないのに越境を一生懸命教えてくれて親切だった!
距離は近かったけど、この人達が相席で良かった️
そして7時過ぎ。
とうとう!
霧が晴れてきた!!
すると、広がる広がる、絶景が!!!
バール鉄道で有名な鉄橋。もちろんここを通過する。 |
朝日を浴びるモンテネグロの村。 |
おかま達は昨日騒ぎ過ぎたのか、爆睡。
景色に一切興味を示さず。
私達がひとしきり景色を堪能した後、 良く寝てスッキリしたおかまカップルは、
ストモレよぉ〜️
チャオ〜️
と言って、ストモレと言うビーチリゾートに消えて行った。
なんか、とっても明るいし、この人達が相席で良かった!
《13時間の長旅の終わり》
午前9時過ぎ。
こうしてまめ達は無事にバールに着きました(予定到着時刻は7: 38)。
bar station. |
色々あったけど、景色は本っっ当に綺麗!
セルビア人は人懐っこくて良い人ばっかり。
セルビアに住める位、 細かい事は気にならない人なら是非オススメです(^-^)/
必見の価値アリよぉ〜
*バール鉄道まとめ2
・長いのでお菓子・軽食・飲み物を用意しましょう。
・パーソナルスペース確保のため、肘掛を一番最初に下ろしましょう。
・トイレは汚いです。ティッシュ持参は基本です。鍵が閉まらないことがあるので二人組み(一人は見張り役、貴重品は持っていく)で行くといいです。
・二等席は六人一部屋なので、仲の良い六人で自分の部屋を作れるとすごく快適に過ごせると思います。
・ 小さいお子様、体の弱い方にはおススメできません。若くて体力のあるうちに是非一度乗車しておきましょう!
・絶景は一瞬です。(一瞬よりは長いけど、カメラとか用意していると通り過ぎてしまいます。)
絶景ポイントを事前に把握して備えましょう!絶景が観れないと、何でこんな辛い思いをして電車に乗っているのかわからなくなります。
・絶景ポイントはコチラ↓
Map of Bar railway |
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