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2016年12月12日月曜日

【スイス観光】エスカラードに参加してみた【ジュネーブ】/ The Escalade

旦那ちゃんの仕事でジュネーブに来たまめ。
都合良く、ジュネーブでは地元祭のエスカラードが開催されてました。
このお祭、ジュネーブではクリスマスよりも盛り上がるという噂もある位のお祭りで、街中の色んな所で催し物をしているそうです。
エスカラード祭に本気で参加してみる事にしました。
(民族衣装は着てないです。)


<エスカラード祭とは>
昔、ジュネーブをDuche de Savoie(サヴォイエ公国)が攻めようとした時に、撃退してジュネーブの独立を守った事を讃えるお祭りで、中世時代の衣装を着て皆でお祝いします。
11月から準備を始めて、皆が楽しみに待っているそうです。
 
 



<エスカラード 2016年の日程>
今年のエスカラードは12月9、10、11日の週末の3日間開催されました。

 



<初日 12月9日金曜日>
チョコレートの鍋を発見する
まだエスカラードが何なのかさっぱり知らなかったまめ。
街中にチョコレートで出来たお鍋が飾ってある事に気がつきます。
チョコレート鍋の飾ってあるカフェでこのお鍋が何なのか聞いてみました(^-^)/


この鍋は野菜スープの鍋らしいです。
昔、Mere Royaumeおばさんという人が攻めてきたSavoyardの兵士に窓から えいっ! と熱々スープをかけて(もしくは鍋を投げて)撃退した伝説から来ているそうです。
このスープで殉職した兵士は梯子を登っている最中だったらしいです。

恐らく致命傷を与えたのはスープではなく鍋だと思います(まめの持論)。
しかし、梯子に集中している敵をスープで怯ませて、鍋で追撃するおばさんの知恵は伝説に値しますね。ね!

結果、伝説となった鍋はこのお祭りの名物となり、チョコレート鍋(marmites)を飾り、お祭りが終わったら割って食べるそうです。
、、、鏡餅的な感じでしょうか。


パンフレットを手に入れよう!
インフォメーションや街角の色んな所にパンフレットがあるので是非入手した方が良いです。
色んな所で色んな事をしているので、行きたい催し物があったらプログラムをチェックです✨
真ん中の赤い矢印の所がPassage de Monetierです。
エスカラードの舞台となる旧市街地の地図



エスカラードが始まった!
夕方位から仮装をした子供達が街に溢れます。子供達の服装はまだハロウィンのような可愛い衣装が多いです。
パレードも始まります。このパレードは3日間定期的に旧市街をグルグル回っているので、どこかで見かける事間違いなしです。





<中日 12月10日土曜日>
10:15朝イチのデモンストレーション
エスカラードの中日はここから始まります(と思います)!
火縄銃騎兵と槍隊のデモンストレーションです。お祭りで何回か場所を変えてやっているので観てみるのをお勧めします。
銃の部隊は素手に対して、槍隊は鎧と手袋着用です。装備の違いも面白いですね!



プログラムでは10:15からになってますが、Promenade st. Antonieでは五分前位から人が集まってました。さすがスイス人、時間に正確です。正確どころかちょっと早めに始まってます💦
今回の祭ではスイス人の時間の正確さに驚きました。流石、時計の名産地です!



昼までは美術歴史博物館へ(無料!)
Promenade st Antonieの直ぐ隣に美術歴史博物館があります。
正直昼までは準備であんまりお祭りははじまってないので、ここで時間を潰すと良いです。冬のスイスは寒いですし。
何とここにはエスカラードの展示もあります!
今はなくなってしまった城壁ですが、この城壁を乗り越えようとした敵を迎え撃った話が語り継がれています。そのときの梯子の展示もありますよー!
エスカラードのお祭りで、エスカラードの勉強も出来て一石二鳥です✨

上の階の展示には、モネ、ルノワール、ゴッホ、セザンヌ、ピカソなど無料とは思えない豪華なラインナップがあります。
また、宗教画だけでなくスイスらしいレマン湖の絵もあるので楽しいですよー(^-^)/



屋台でお昼ご飯
Tereille(旧武器庫と宗教改革記念碑の間の道)で豚の丸焼きやソーセージなどの屋台が出ます。
お祭り気分で食べると楽しいです❤️

クレジットカードは使えないので現金を用意しましょう!
ソーセージとお芋のプレートは15CHFでした。


13:30小芝居?を観る
Molard(グローブスの前)でデモンストレーションがあると聞いたので行ってみました。
剣を持った人が2人、闘ってました。

 規模のコンパクトさも、時間の短さも、まさに寸劇です。5分くらいで終わります。




サンピエール大聖堂の塔に無料で登ろう!
今日は2時から無料で登れる日!普段はすかすかですが、この日だけは混みます。
特別に、民族衣装を着たお姉さん達が案内してくれます。
しかし、フランス語なので何を言っているのかは良くわかりません💦

何を言っているのかわかりませんが、きっと良い話をしているに違いありません。

そしてサンピエールを出たところでまたもや銃のセレモニーです。色んな所でやっています。



14:30市庁舎でトランペットを聴く
市庁舎でトランペット演奏があると聞いたので聴きに行きました。こちらも色んな所でやっているので、プログラムをチェックして聴ける時に聞きに行くと良いと思います




15:00市庁舎でうっかり
トランペットを聞きに行った市庁舎で、うっかり間違えてエスカラードの歴史の講話会に加わってしまいました。全くわからないフランス語の話を15分間傾聴することに、、、言ってる内容が全くわからないのですが、日曜日のミサに参加した様なありがたい気持ちになりました。
何を言っているのかわかりませんが、きっと良い話をしているに違いありません。




昼過ぎ 馬が現れる!
とうとう騎馬隊?の登場です!
かっこいい❤️

と思うのも束の間、街中に馬の落し物が、、、
注意して歩いた方が良いです。



Passage de Monetierを歩こう!
年に一回だけ、一般市民が歩く事の出来る細ーい小径があります。ここは私有地なので普段は閉まってるんですね。しかし、この日だけは皆大行列を作って狭い小径を通ります。
Passage de Monetier

 通った後は配布のホットワイン(2pm-10pm)で温まりましょう(^-^)/
ゴール地点でホットワインを配っています。
甘くてシナモンの香りがして美味しい!
ワインブースにある鉢?にお礼にコインを入れると良いですよ❤️


おやつタイム!
サンピエール大聖堂では屋台が出ており、飲み物やおやつが買えます✨
4pmからは旧武器庫で野菜スープ(9CHF鍋付き)の販売が始まります。野菜スープの器はおばさんの鍋とプラスチック容器と選べます。
鍋ゲットー❤️
旦那ちゃんとまめの鍋。
旧武器庫向かいのタヴェル館(Maison Tavel)は無料で入れてジュネーブの歴史が学べるので、暖まりつつ見学すると良いです。


 夜までパレードや演奏、売店がずっとやってるので、うろうろしながらお祭り気分を味わえます❤️



<最終日 12月11日日曜日>
お祭りは11時位から徐々に始まります。

バッチ、子供が売りに来てくれない事件
このお祭りは、小さなお利口さん達が沢山お手伝いしてくれています。
スープの炊き出しや、Passage de Monetierの道を松明で照らしてくれたり、バッチを販売したり、、、
バッチ!?そうです!みんなが着けているこのバッチ。
エスカラードのバッチが赤い羽根的な雰囲気で至る所でお利口さん達の手によって売られています。
 子供達は皆、中世のお洋服を着ていて可愛い❤️
しかし、このお利口さん達、ちゃんとしたお家の子供です。
シャイなので積極的に売りに来てくれません(外国人に売りに行くのは緊張するようです)。
観光客丸出し(アジア顔)のまめ。今までどれだけの数の物乞いに囲まれて来た事でしょうか。
このギャップ、凄い(笑)
静かに佇むバッチ売りの少年。


しかし、バッチが欲しい!
出来れば売店ではなく、可愛い子供達から買いたい(変態)!!!
もう最終日、売りに来ててくれるのを待つのではなく、自分から行かなくては!!
小さなお利口さんに話しかけるまめと旦那ちゃん。
かなりモジモジしたお利口さんから、バッチ(5CHF、刺すだけのタイプ)をゲットする事が出来ました❤️





フィナーレ!!
最終日の夜にはサンピエール大聖堂でフィナーレの巨大な焚き火をするそうです。
これが一番オススメよ!とインフォメーションのお姉さんに勧められましたが、この日まめ達はお昼にジュネーブを去らなければいけなかったので観れませんでした。
きっといつか、、、✨





<まとめ>
お祭り1つでそんなに時間は潰せないよ、モンブランでも登ろうか、と思ってたまめでしたが、エスカラードは凄く楽しかったです!
中世のお洋服を着たスイス人の皆様も、いつもに増して美しく見えます❤️
目の保養になりました✨



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