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2016年10月25日火曜日

【中世】セルビアの国歌が意外とイケている件について【ファンタジー】/ national anthem of Serbia.

最近、各国の国歌を聴いてはおすぎとピーコばりに批評をするという、地味な趣味を見つけたまめ。
セルビアの国歌を聴いてみました。

注意)ここからはまめの私的な感想が入り乱れるので、話半分に読んでください。どの国歌もまめは大好きです!




セルビアの国歌をきいたまめ。


こ、これは!!

この溢れ出すファンタジー感は一体、、、






まず、タイトルから。

タイトル 「正義の神」。
正義とか、神とかついているところから今にも勇者が出てきそうなハイファンタジー感を感じます。

中華◯民共和国の「義勇軍行進曲」のような国の歴史をバリバリ感じされるようなタイトルではありません。
もっとも、「神」と書いてある時点で正教会のセルビア感は出ているので歴史感ゼロなワケでは勿論ないですが。
義勇軍行進曲も市民を鼓舞する曲なので嫌いではありませんが、自分が大切なまめは自己犠牲で国を守れと歌で盛り上げるのはちょっと苦手です。




そして曲調。

とても壮大です。
戦いから凱旋する騎士様(笑)の姿が目に浮かびます。
今にも騎士様(笑)の戴冠式が始まりそうです。
ブ◯ジル共和国国歌の様な明るい軽めな曲調も好きですが、これは国歌。セルビア位重くて良いんでないか、と個人的には思います。
関係ないですが、ブラジルの国歌は前奏が長いです。




そして歌詞!

「月の光は悪魔を打ち負かし」
ハイファンタジーーー!!!
キターーーー(((o(*゚▽゚*)o)))ーーー!!!

悪魔が出てくるなんて、なんてファンタジー。
そして月の光で倒すなんて、なんてファンタジー。

フラ◯ス共和国国歌のような「敵の汚らわしい血で田畑を染めよ!」なんて言う生々しい表現はありません。勿論フランスも革命の背景がありフランスの歴史を代表する素晴らしい歌なのですが。
月の光で悪魔を倒す方が事情を知らないお子様達には安全でしょう




そして歌詞2!

「暴君が襲ってきた時、神が雷を落としてセルビアを祝福した」
なんてハイファンタジー!!!
神様が雷を落として"暴君"から救ってくれただなんて✨
今にもRPGとしてゲームになりそうです。
ア◯リカ合衆国の歌も壮大で自由を讃える感じが好きですが、やはり新しい国。
アメ◯カ国歌の「空に炸裂する爆撃」はどうしても人類の叡智が感じられ、「神様の雷」には一歩及びません。





さて、暴君とは。

セルビアはその歴史の中から常に大国に囲まれ、侵攻を受けてきた国なので「暴君が襲ってきた」という言葉が出てくるんでしょうね。
ド◯ツ連邦共和国国歌のように「ドイツよ!全てのものの上にあれ!」というような、上に立とうとする言葉が出て来ず、暴君が襲って来たのを迎え撃ったという事が歌詞になっているのが面白いです。

セルビア人に日本人が良く褒められる事の一つに、日露戦争があります。
日本という小国が到底勝てなさそうな大国ロシアに戦いを挑んだ姿が、歴史の中で大国(ロシア含む)に攻められ続けたセルビア人の心を打ったのでしょうか。

セルビア国歌の冒頭にも、「破滅と奴隷の時代から正義の神が救ってくれた」とあります。侵略され続けてきたセルビアの歴史はさぞかし辛いものだったでしょう

セルビアはユーゴスラビアの紛争で悪者にされがちですが、その背景や周りで何があったのか、私達は正しく知る必要がありそうです。

ちなみにまめはロ◯ア連邦国歌はかなり好きです。
壮大な帝国に相応しい悠々としたこの国歌からは偉大さを感じ、かなり高評価です。しかし「自由の祖国」を壮大に謳いあげている歌詞と、実際の「おそロシア」的な自由さを照らし合わせると、若干の違和感は禁じ得ません。




最後に。

セルビアの国歌は3番まであります。
セルビアに限らず、これは多くの国歌に共通する事なのですが、長いです。
途中で飽きてきます。
ギ◯シャの1時間弱の国歌は怖くて聞けません。
オペラかよ!!


飽きずに一瞬で聴けるという点では、
五行で完結する「君が代」をお勧めします。
ちなみに君が代は世界で1番文字数が少ない国歌だそうです。


なにはともあれ!
悪魔や神様が出てくるファンタジーな国歌を一度聴いてみてはいかがでしょうか✨


St.Marks Church.勇者の出てきそうな教会や要塞がセルビアには沢山あります。



※セルビアの国歌は三分ほどなのでまめの忍耐力が足りないだけかも知れません。

注意)まめの私見だらけの文章です。参考文献は殆どありません。話半分に読んでください。


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